おいしいマクロの作り方 (2)
いろいろとバタバタしてて更新やらコメントの返事やら遅れて申し訳ないです(^^;
前回までの流れ
- 「指定した時間経ったらマナーモードを解除する」マクロを作る
- マクロには以下の機能が必要
- 起動するとマナーモードになる
- タイマーで指定した時間が経つとマナーモードを解除する
- マナーモードを解除した際にタイマーが残らないようにする
マクロ作りに役立つツールを知る
実際のマクロを設計し始める前に、マクロを作るうえで欠かせないツールを紹介します。
- CondExec
- アプリの稼動状況を監視し、アプリを実行し分けるツール
- 1つのアプリの稼動状況を詳細に判定することができます
- 各条件ごとに複数のアプリを連続して実行できます
- 実行中のCondExecを終了させることができます
- 複数のCondExecを多重起動できます
- ExecMulti
- 複数のアプリを連続して実行するツール
- 途中にスリープ時間も設定できます
- 複数のExecMultiを多重起動できます
- ExecIf
- アプリの稼動状況を判断し、アプリを実行し分けるツール
- 複数のアプリの稼動状況を順次判定していくことができます
- 各条件ごとに複数のアプリを実行できます
- DoNothing
- タイトルを指定できる、文字通り何もしないツール
- ExecIfやCondExecと組み合わせて利用します
- 実行中のDoNothingを終了させることができます
- 複数のDoNothingを同時実行できます
- タイトルを指定できる、文字通り何もしないツール
状況に応じて使い分けることで、たいていの処理は行えます。
1つの処理内で複数のアプリを実行する
ExecMulti、ExecIf、CondExecで実現できますが、通常はExecMultiを利用します。ExecIf、CondExecは必要な場合だけ使ったほうがわかりやすくなります。
なお、途中で止める必要がある場合はCondExecを使います。
アプリの稼動状況に応じて処理を変える
ExecIfかCondExecで実現できます。複数のアプリを判定するにはExecIf、それ以外の場合はCondExecを使えばいいでしょう。
さらにDoNothingを併用すると多彩な場合分けが行えます。CondExecもタイトルを指定して起動できるのでDoNothingと同じような使い方ができます。
マクロを作るうえでの基本となる考え方は「大は小を兼ねるが、極力小で行え」です。今回紹介したような小回りの利くツールでコンパクトにまとめると、処理も軽くなるし、予定外の動きをされることも減るし、なによりカッコイイ!まさに一石三鳥です。
ということで次回から実際にマクロを設計していきます。