Exec3兄弟を駆使して狙うは世界だ!

最近はいろいろな3兄弟が世の中を賑わしていますね、亀田3兄弟とか団子3兄弟とか。
そしてW-ZERO3業界にも3兄弟がいるのです、その名もExec3兄弟!(たった今命名) ももたろさんによって公開されている最強に便利なアプリ起動制御アプリです。

  • 長男:ExecMulti
    • 設定通りに複数のアプリを連続で起動できる
  • 次男:ExecIf
    • アプリの起動状況によって起動するアプリを変えられる
  • 三男:ExecDouble
    • 複数回連続で起動することで回数に応じたアプリを起動できる

※最近、四男(長女?)のExecSelectが登場しましたが、若干用途が異なるので今回は省略します。


このExec3兄弟は、自身だけではその機能を発揮できませんが、他のExec兄弟やアプリと組み合わせることで、その可能性は無限に広がるのです。
参考までに実際にDORが設定しているスタートキーを例に説明します。

やること

  • スタートキーを押した際に以下の処理を行う
    • (A)クリック
      • (A1)ランチャー(Runner[es])を起動する
      • (A2)ランチャー起動中はタスクマネージャ(TaskMan)を起動する
      • (A3)タスクマネージャ起動中はランチャーを起動する
    • (B)ダブルクリック
      • (B1)Today画面を表示し、(B2)余計なウィンドウを消す
  • スタートメニューを簡単に表示する方法を別途用意する

考察

そのままだとややこしいので、処理をいくつかに分けて考えます。

  • (α)クリックで(A)、ダブルクリックで(B)を起動する → ExecDoubleで対応
  • (β)(A)=標準時に(A1)、(A1)起動時には(A2)、(A2)起動時には(A3)を起動する → ExecIfで対応
  • (γ)(B)=(B1)と(B2)を起動する → ExecMultiで対応
(α)ダブルクリックでアプリを起動する=ExecDouble

W-ZERO3および[es]は、標準ではダブルプッシュに対応していません(唯一の例外がスタートキー×2でのToday表示)
そこでExecDoubleを使い、1クリック目、2クリック目の処理をそれぞれ指定することでダブルクリックを実現します。また、ExecDoubleではダブルクリック時の1クリック目のアプリを起動する(1クリック目で即時に起動)か、起動しない(2クリック目の入力を指定時間待ってから実行)かも指定できます。

今回はシングルクリックの(A)(ランチャー、タスクマネージャ)を素早く表示したいので、

  • 1クリック目
    • (A)=(β)=ExecIfを実行
    • 即座に実行
    • 2クリック目を150ミリ秒受け付ける
  • 2クリック目
    • (B)=(γ)=ExecDoubleを実行
    • これ以上続かないので実行判断や待ち時間は省略

としました。

(β)トグル式で複数のアプリを切り替えて起動する=ExecIf

ExecIfを使うと特定のアプリが最前面に表示または起動してる場合(選択式)にだけ、起動するアプリを変更することが出来ます。あるアプリでだけ使う機能を登録する、という使い方が一般的でしょう。うまく活用すると、W-ZERO3 UtilityPlusでプリセットみたいな使い方も出来ます。せっかくなので今回は変わり種としてアプリのトグル式切り替えを実現してみました。

  • 基本的には(A1)=Runner[es]を表示する
  • (A1)=Runner[es]起動中は(A2)=TaskManを起動する
    • ちなみに(A3)=(A1)なので特に設定は不要です

アプリによってはExecMultiを使って終了処理も入れなきゃいけないんですが、今回使ったRunner[es]とTaskManは別のアプリが最前面に来た時点で自動的に消えるので省略しました。

(γ)マクロのように複数のアプリを連続して起動する=ExecMulti

通常、1つのハードキーには1つのアプリしか割り当てられません。そこでExecMultiを割り当てておいて、ExecMultiで複数のアプリを起動するよう設定しておきます。こうすることで定型的な処理をキー1つで実現できることになります。例えば「アプリ起動と同時に文字入力モードを変える」「W-ZERO3メールでメール送り/戻りを実現するw」等、今回紹介する3つのアプリの中で最も使用頻度が高いと思います。

ちなみに今回の使い方では、Today表示だけ指定すると、Runner[es]/TaskManTodayが起動する前にToday表示が完了してしまうのです。するとアプリが表示されっぱなしになってしまうので、それを防ぐために、

  • 800ミリ秒待つ
  • Today画面を表示する(AppClose.exe -T)

のように待ち時間を設定する使い方をしています。

感想

と、まぁ超読みづらい文章&設定でExec3兄弟について説明してきましたがいかがでしたか?DOR的には3つとも1つのキーに設定できたので満足感で一杯ですw

で、実際の使い勝手はというと・・・微妙w Runner[es]もTaskManも単体で実行する分には気にならないんですが、トグルで順番に起動していくとなんか1テンポ遅れるんですよね。ただ、うまく先行入力すると速いダブルクリック=Today表示、遅いダブルクリック=TaskManと使い分けられて楽しいです。あとDORの利用頻度からするとTaskManを先に実行したほうが使いやすそうです。じゃあ何故Runner[es]を先に指定してるのかって? そりゃテンキーの5にスタートメニュー表示を設定してるからですよ!(あ、本編で書き忘れたw

※ちなみにToday表示にAppClose.exe -Wを使おうと思ったんですが、スタートキーのキーコードを出力してるらしく、TaskManが起動してしまいました、残念! 結局、MTAPで画面左上の窓マークをタップしてます

結論

Today表示をトリプルクリックに割り当てて、シングルをTaskMan、ダブルをRunner[es]するのが一番便利(本末転倒)



皆様もうまく使いこなして世界に通用する最強のマイ操作スタイルを目指してしてくださいな!