テンキー+コピペ+ctrlswapmini=超々便利
(前回までのあらすじ)
W-ZERO3 UtilityPlus(WUP)を手放すことに決めたDORだったが、ctrlswapmini(csm)ではWUPで行ってたコピペ処理が行えないのだった。
コピペの詳細については前回の記事を読んでいただくとして、WUPで行ってた設定をcsmに移すには、
- クリアキー長押し、文字キー長押しへのアプリ割り当て
- Shift押し下げ時のクリアキーへのShift+BackSpaceの割り当て
を実現する必要があります。前者はesの標準機能(設定-個人用-ボタン-プログラム ボタン)で設定できますが、後者は標準ではShift押し下げが実現できないのでボタンへの設定もできません。そこでShift+BackSpaceに代わる別の手段を考える必要があります。
まず、Shiftキーとボタンの挙動を調べてみました。
- Shiftキー押し下げ時でも反応するボタン
- スタートキー
- アクションキー
- カーソルキー
- クリアキー
- 文字キー
- 通話/終話キー
- ダイヤルキー
- 音量調節キー(ページスクロールを割り当てた場合)
- Shiftキー押し下げ時には反応しないボタン
- OKキー
- ソフト1/2キー
- クリアキー長押し
- 文字キー長押し
- 画面回転キー
- 音量調節キー(音量調節を割り当てた場合)
うっわぁ、標準でアプリの割り当てられるクリアキー長押し、文字キー長押し、画面回転キーが全滅。TMEdit等で割り当てられるソフトキーまでダメとは・・・むぅ・・・・
じゃあ別の発想で、Shiftキーを押すような内部処理をしてるアプリはないか・・・あ、csmがあったw ということでcsmで手当たり次第に文字を入力し続けたところ、
- 18=_
- 46=っ
- 84=ゃ
- 85=ゅ
- 86=ょ
- 08=!
- 09=?
がShift状態を解除できるようです、って全部Shift押しながら入力する文字なんですね、納得。ただ、範囲選択した状態でこれらの文字を入力すると、選択範囲の文字がゴッソリ上書きされちゃって実用的ではない・・・むぉ・・・・
と、ここまで検証したところで解決法を思いつきました。スタートキーを押してスタートメニューを表示した状態で18とか入力すればいいじゃん!で、もう一度スタートキーを押して元の画面に戻る!
ただ、大半のアプリはこれで問題ないんですが、スタートキーを押してもスタートメニューが表示できないアプリ(IEの全画面表示中)ではこの方法は使えません。それにあまり美しくないんでもうちょっとやり方を考えてみます。
と、ここまで書いてから再度csmを適当にいじってたところ・・・おぉ!!!##って入力するとShiftがキャンセルされるじゃん!!!!
これで、
- クリアキー長押しでRunnerを起動し、選択開始(Shiftキー押し下げ)を実行
- カーソルキーで範囲選択する
- #キーを2回押して選択終了する
- 文字キー長押しでRunnerを起動し、カット(Ctrl+X)やコピー(Ctrl+C)を実行
と美しくできました、いやっほー!!!!!
なお、これらはctrlswapmini Ver0.07αにて検証しています。この方法を試す場合、α版であることを踏まえたうえ自己責任でお願いします。また今後のバージョンアップで仕様が変更される可能性も多々ありますのでご注意ください。